4技能英語教育研究家 | 鶴岡俊樹オフィシャルブログ

英語教師が、英語教育のこと、日々のレッスンのこと、趣味のジャズピアノのことについて書いていきます。

ネイティブ脳を手に入れて、英語を理解するスピード大幅アップ!

相手が言っていることを、聞いたまま瞬時に理解できるようになるためのお勧め学習法。

皆さま、こんにちは。この記事では、私も中学生の頃から実践してきたあるお勧めの英会話上達法をご紹介します。

 

その方法とは、「書かれた英文を、文の頭から理解しながら音読する」というものです。

これを繰り返すうち、だんだんと私たちの日本語脳がネイティブの英語脳に変化します。

そして相手の話す英語を日本語に直すことなく、ネイティブと同じように頭から、聞いたそのままに理解できるようになります。

 

文の頭から理解する

日本人が英会話を苦手にする理由の一つに、中学、高校と、英語をきれいな日本語に訳すことを要求されてきた、ということが挙げられます。

きれいな日本語に訳す際には、たいてい文の後ろから訳すことになります。

ですが、英会話はそれではダメです。

会話のスピードに着いていかれません。

英会話では、相手が言っていることを瞬時に理解できなければならず、そのためには、文の頭からそのまま理解できる必要があります。

 

英語の文と日本語の文では、単語や語句の並び順(語順)が違います。

例えば、

 

I went to Yokohama with my friend.

(私は友達と一緒に横浜に行きました。)

 

を英語の語順のまま日本語に訳すと、「私は、行った、横浜へ、友達と一緒に。」になります。

語順がまったく違いますね。

この文を最後まで聞いて正しい日本語にしてから理解しようとすると、時間がかかり過ぎてしまい会話になりません。

ですので、頭から理解する必要があります。

この文は、次のように理解します。

 

“I”と聞こえたら、その瞬間に(ああ、自分のことを話すのね)と理解します。

“went” → (ああ、どこかに行ったのね)

“to Yokohama” → (横浜に、か)

“with my friend” → (友達と一緒に、ね)

 

この文を少し長くしてみましょう。

 

I went to Yamashita Park in Yokohama with my friend Naomi to see a big ship.

(私は友達のナオミと大きな船を見に、横浜の山下公園に行きました。)

 

これだけの長さの文になると、最後まで聞いてから意味を考えたのでは、いろいろなことが「…あれ???」と分からなくなってしまいますね。

ですので、上に紹介した要領で、次のように区切りながら瞬時に理解していくのです。

 

私は/行った/山下公園に/横浜にある/ナオミという友達と/見るために/大きな船を

 

映像として理解する

ここでひとつコツがあります。

それぞれの単語や語句を「理解」する際には、「映像」として理解していくと良いです。

たとえば”with my friend Naomi”の部分では、ナオミと自分が一緒にいる様子を頭の中にイメージするのです。

単語、語句と映像(画像/イメージ)を瞬時に結び付けることが大切です。

難しく感じられるかもしれませんが、慣れれば簡単ですし、単語を覚えるのも速くなります。

 

ネイティブ脳トレーニングの、具体的な方法

では、どのようにネイティブ脳のトレーニングをしたら良いか、具体的な方法をお教えしましょう。

 

①教材を用意する。

音読する教材を用意します。

中学生レベルの比較的易しいもので構いません。

NHKの語学番組のテキストでも、英語学習者用のレベル別ストーリーブックでも、興味を持って読めるものなら何でも良いでしょう。

 

ひとこと英会話や旅のフレーズ集のようなものでなく、ある程度長くストーリーのあるもので、文法の説明も載っているものがベターです。

「関係副詞だ、助動詞だ」といった文法用語自体はたいして重要ではありませんが、文の構造は理解しておいた方が良いです。

CDなどで音声も確認できれば尚良し。

 

②分からない単語や文の構造があったら調べておく。

辞書を使ったり教材の解説などを読んだりして、分からない箇所がないようにします。

 

③文を頭から理解しながら音読する。(先述の「ナオミと山下公園に…」の例のように)

声に出しながら、単語や語句ごとにそのイメージを思い浮かべ、読み進めます。

最初はゆっくりで構いません。

発音にも注意しながら読みましょう。

ネイティブのマネをするようなつもりで。

 

そして、ここがポイントなのですが、たとえば英語のスピーチ大会に出場する準備をしているかのように、「良い発音で、情景をイメージしながら、一度もよどみなく読めた!」というレベルまで何度も読むのです。

CDなどでネイティブの発音や抑揚を確認しながら読むのがベストですが、意味を理解しながら読むと、抑揚やポーズ(区切り)も自然に伴ってくると思います。

 例えば次の文にポーズを入れるとすると、

 

”I went to Yamashita Park in Yokohama … with my friend Naomi … to see a big ship.”

といった感じになりますが、

 

”I went to Yamashita Park in … Yokohama with my friend … Naomi to see a big … ship.”

のようにはなりません。

意味が理解できていると、これが自然にできます。

 

スピーチ大会に出られるようなレベルまで読み込めば、そのページの英文はほぼ丸暗記できているでしょうし、口も滑らかになっているでしょう。

そして、ひとつそのレベルまでやり込んだものがあれば、それが柱となって意外と早くネイティブ式の理解方法が身についてきます。

 

いかがですか?

「読む」ことも「聞く」ことも同じ「インプット」ですので、この練習によってネイティブと同じ理解の仕方で読めるようになれば、同じ方法で聞くこともできるようになります。

ネイティブ脳が作られ、「英語⇒日本語⇒理解」だった思考回路が、「英語⇒理解」となり、英会話をする際も相手の英語を理解するスピードが飛躍的にアップします。

 

さらに、「話す」「書く」の「アウトプット」にも良い影響が及び、同じ思考回路でスムーズに話したり書いたりできるようにもなってきます。

地道に感じるかもしれませんが、効果は抜群ですよ!

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