”How are you?”のバリエーションを学んで、ワンランク上の挨拶ができるように!
人と会った時に「元気?」の意味で使う挨拶、 ”How are you?”は皆さんご存知ですね。
フォーマル、インフォーマルを問わずどんな場面でも使えるいちばん一般的な挨拶です。
でも、ネイティブが使う挨拶の表現はこれだけではありません。
今回の記事では、ネイティブが好んで日常的に使う挨拶をいくつかご紹介します。
”How are you?”のバリエーションを学んで、”How are you?”以外で挨拶されても戸惑うことのないようにしましょう。
また、自分でも使えてワンランク上の挨拶ができるようになりましょう!
ちょっと砕けた感じの挨拶
まず、”How are you?”と同じように次のような表現もネイティブによって頻繁に使われているのをご存知でしょうか?
“How’s it going?”
“How are you doing?”
それぞれ直訳すれば、“How’s it going?” は「それはどのように行っていますか?」、“How are you doing?”は「あなたはどのようにしていますか?」ですが、どちらも「順調に行ってる?」「 どんな調子?」といったことを聞いているので、”How are you?”と意味に変わりはありません。
両方ともちょっと砕けた感じの挨拶なので、インフォーマルな場面で非常によく使われています。
友達になったネイティブに話かける時などにカジュアルな感じで話を始めることができ、ネイティブ度がアップします。
ただし、フォーマルな場面ではやはり定番の ”How are you?” のほうが相応しいので、その点に注意が必要です。
ちなみに ”How are you going?” はオーストラリアでよく使われる同じ意味の挨拶ですが、他国の人達には「どうやって行くの?」という意味に捉えられる可能性が高い表現です。
さて、これらの挨拶に対してどう答えるかというと、基本的に “How are you?” に対する答えと同じで大丈夫です。
大半はあなたの状況を本気で聞いているわけではないので、次のような答えで大丈夫です。
“Fine.”
“Very well.“
“Not bad.”
“Good.”
“Great.”
丁寧に言いたい時は “I’m fine.” のようにきちんと文で言ってもいいですが、 ”How‘s it going?” に対しては ”It’s going well.” のようにItを主語にして答えるのが普通です。
答えを返すと同時に “Thanks.” と言い、簡単に “And you?” “Yourself?” と聞き返すか、相手と同じ ように “How’s it going?” または “How are you doing?” と聞き返すと更なる会話につながる流れが作れます。
この時 “How’s it going?” で聞き返すのであれば、「あなた」の方はどうなのかという意味で“with you?” を文末に付け、“How’s it going with you?”と言えれば上級者です。
これらのフレーズは挨拶なので、正直にその時の気分を答える必要は必ずしもありませんが、どうひっくり返ってもいい気分じゃない!という時は、
“Okay.”(まあ大丈夫だよ)
“Could be better.”(もっと良ければなあ…あまり良くないよ。)
といったネガティブなニュアンスを含んだ返答もアリです。
もちろん相手に理由を聞かれる可能性が高いので、自分の抱えている問題を話しても構わない、またはむしろ話したいという時に、そのきっかけとして使ってもいいでしょうね。
カジュアルな挨拶
それから時には、よく知っている相手が “Hi” とか ”Hey” などの一声のあとに、
“What’s up?”
“What’s happening?”
のように言ってくることがあります。
これは「元気?」とか「最近どう?」といったカジュアルな挨拶の一種です。
状況によっては「何があったの?」「どうしたの?」という意味でも使う表現ですので、覚えておくと役に立ちます。
こう聞かれて、何かコレという伝えたい話があればそのままその話を始めればいいのですが、「特に何もない」という時の返答は、
“Nothing much.” (特に何も…)
“Not a lot.” (特に何も…)
“Not much.”(特に何も…)
“Same as usual.”(いつもと同じだよ)
といった答えが多いでしょうか。
よく会う相手であれば目新しいことを期待して質問しているわけではないのですが、「特に何も…」だけで答えが終わってしまうと、「機嫌が悪い?」などと思われるかもしれません。
そのような場合は、天気、今日の予定、学校、仕事のこと、横浜ベイスターズの試合結果など、何でもいいので話題を提供するといいですね。
いかがでしたか?
”How are you?”のバリエーションとそれに対する答え方をいくつかご紹介しましたが 、自分に馴染みやすいものからはじめて少しずつ使えるレパートリーを広げていってみてください。