こんにちは!
皆さん学校の英語の授業では、Thank you. Thanks a lot. Thanks much.などお礼を言われたら、You are welcome.と返すように教わりましたよね。
これはこれでまず基本ですし、丁寧な表現なのでどんな場面でも問題なく使うことができます。
だけど実際の英語には、他にもいろいろな「どういたしまして」の言い方があります。
そしてそれぞれ少しずつニュアンスが違い、場面によって使い分けがされています。
今回は、ネイティブがよく使う「どういたしまして」の表現と、それぞれの微妙な違いについてご紹介します。
それを頭に入れながら会話をしたり映画を観たりすれば、英語をもっと楽しめるようになりますよ!
1.カジュアルな表現
① No problem.「問題ないよ」Don’t worry.「心配ないよ」Don’t mention it.「言わなくてもいいよ」*mention(メンション)言う、言い及ぶ
例えばCould you tell me the way to the station?「駅へはどう行けばいいんでしょう?」とたずねられ道を教えてあげた時など、大した骨折りの仕事ではない場合に、「ぜんぜん気にしないでいいよ、どうって事ないよ」という感じで使います。
Thank you for lunch.「ランチご馳走してくれてありがとう」に対しても、「これくらいどうって事ないよ」と気軽に使えます。
② It’s OK. / That’s OK.「別に大丈夫よ」
「どういたしまして」の意味でふつうによく使われますが、OKはもともと「悪くない」「まあまあ」「ふつう」「許せる範囲」といった消極的な肯定表現なので、状況や言い方によっては「別にいいよ、構わないよ」のようなニュアンスを含むこともあります。
例えばThank you for taking out the garbage.「ごみを出してくれてありがとう」に対し、笑顔でThat’s OK.と返せば通常の「どういたしまして」ですし、ちょっと不満のある様子で言えば、「寒いのに朝早くからゴミ出しは大変だったけど、まあいいよ」という感じになるかもしれません。
③ You bet.「もちろんよ」
Thanks for coming to my party.「パーティに来てくれてありがとう」に対し「もちろんよ!」と返すなど、様々な場面での「どういたしまして」に使えます。betは本来「賭ける」という意味ですから、何となく「もちろんよ」の雰囲気が分かりますね。
④ Anytime.「いつでもどうぞ」*anytime(エニタイム)いつでも
Thank you for your help today.「今日は手伝ってくれてありがとう」に対し、「どういたしまして、いつでも言ってね」という感じの好意的なお返し言葉です。
⑤ Sure. / Sure thing.「もちろん」*sure(シュア)確実な、当然の
Could you carry this bag for me?「このバックを持ってくれない?」、Could you photocopy this paper?「この書類コピーしてくれる?」 など仕事を頼まれたのでそれをしてあげたら、Thanks a lot.とお礼を述べられました。
そんな時は、「もちろんよ、当然よ」という好意的な気持を返しましょう。
Sure thing, anytime!のようにくっつけることもあります。
2.フォーマルな表現
① It’s my pleasure.「どういたしまして、お役に立てて嬉しいです」*pleasure(プレジャ)喜び、楽しみ、嬉しいこと
Thanks for teaching me useful English.「役に立つ英語を教えてくれてありがとう」など、自分の仕事が相手の役に立ち感謝してもらった時などに使う表現です。
家で手作りの料理を楽しんでもらい、Thank you for wonderful dinner.「素敵なディナーをありがとう」と言われた時も、相手に料理を喜んでもらえた嬉しさを伝えます。
② You are very/so/most welcome.「どういたしまして、大歓迎ですよ」
You are welcome.のもっと丁寧な言い方です。
いかがでしたか?
「どういたしまして」にも少しずつニュアンスが違ういろいろな表現がありますね。
場面に応じて使い分ける事で、英語がもっともっと楽しくなっていきますよ
Enjoy !!