英会話スクールに日本人講師が必要な理由をご説明します。
「英会話スクールのレッスン」と聞けば、「外国人講師と英語で会話する」といったイメージを持つ方も多いのではないでしょうか?
でも、実際には英会話スクールでは日本人講師も教えています。
それは、日本人講師だからこそのメリットが存在するためです。
ではそのメリットとは何なのか、ご説明していきます。
日本人講師は文法を教えるのが得意!
英会話は日本人講師がおすすめはいくつかありますが、ここではひとつに絞って見ていきましょう。
ズバリ、「文法」です。
文法は、日本人講師に教えてもらうのが一番です。
「餅は餅屋」で、英文法は生徒と同じように日本の学校教育で文法を教わってきた、日本人講師に教えてもらうのが早道です。
なぜ日本人は英語に対して苦手意識が強いのか?
①「語順」の違い
ところで、なぜ日本人は英語に対して苦手意識が強いのでしょうか?
そこには、日本語と英語の「文法」の違いがあります。
日本語と英語では、まず「語順」からして違います。
日本語の語順は基本的に「主語+目的語+動詞」ですが、英語は「主語+動詞+目的語」です。
具体的には、以下のようになります。
私は(主語)横浜を(目的語)訪れました(動詞)。
I(主語) visited(動詞) Yokohama(目的語).
このように語順が根本的に違うために、日本人が英語を学習すると「難しい」と感じてしまうのです。
②「時間」意識の違い
もうひとつ、日本語と英語とで大きく異なる点に、「時間」に対する意識が挙げられます。
英語は日本語と比べて、「時間」の区分をきっちりと表現する言葉です。
ある事柄を表現するのに、現時点を起点にしてそれがどこで起こる事柄なのか、細かく区分して表現します。
でも、これが日本人には難しい…
現在、過去、未来くらいならまだよいですが、そこに「完了形」や「進行形」などがからみ、現在進行形、現在完了形、現在完了進行形、過去進行形、過去完了形、過去完了進行形、未来進行形、未来完了形、未来完了進行形などとなります。
こうなると、もう頭が痛くなってしまいますよね。
また、学校の文法で教わった「時制の一致」なども、日本語であいまいなところを英語ではきっちり考えなければいけないことを表していると言えます。
こうした時間に対する意識と表現方法の違いも、日本人の英語学習を難しくしている一因だと思います。
日本人講師なら、そこをわかりやすく教えることができる!
このような日本人が苦手なところを、日本人にわかりやすく教えることができるのが日本人講師です。
なぜなら日本人講師も同じような難しさに直面して、それを理解し乗り越えてきたからです。
日本語と英語の違いをよく理解しているので、その違いを具体的に指摘して納得のいくよう教えてくれるのです。
文法を教わることは英会話学習の一部でしかありませんが、英会話に確実に役立ちます。
例えば上の例で言えば、「主語+動詞+目的語」の語順を知らなければちゃんとした意味のある英文を言えないし、「時制」が間違っていたらこれもまた言いたいことが正しく相手に伝わりませんよね。
わかりやすく理解させてくれるのは同じ「日本人」
このように、日本語と英語は異なる部分が多いため、私たちが英語を勉強するときに違和感を持ってしまいます。
その違和感を払拭し、わかりやすく理解させてくれるのは同じ「日本人」ということになります。
英会話を学ぶ際は、ぜひ日本人講師のこうしたメリットについても知っておいてください。