火曜日に大船教室で私が教えている生徒さんから、英検合格のうれしい報告が二件ありました。
一人はNさん(中3)、もう一人はO君(高2)、どちらも英検3級の合格です。
おめでとうございます!
二人とも決して早期の英検取得というわけではありませんが、自分のペースで確実に力をつけてきおり、とくにO君は中学英語のやり直しから始めてここまできました。
二人とも英語に意欲的に取り組み、少しずつ苦手を克服してきました。
だからこそ、とても価値のある英検合格です。
学びは人それぞれ
人それぞれ、みな学ぶペースも学びの道筋も違います。
学校や周囲にあまり惑わされず、自分のペースで一歩一歩、基礎力を積み重ねていくことが、英語学習では何より大切だと考えています。
学習スピードが速ければ速いほどよいとか、身につく英語力が高ければ高いほどよいというわけではないと思います。
本質的な英語学習とは?
英語力を点数で測ったり、自分の点数を他人と比べたりすることに、本来あまり意味があるとは思えません。
周囲に影響されて基礎がないのに無理に検定試験の取得を急いだり、受験で出題されるからといって使われていないような難解な文法や、ネイティブさえ読むのが容易ではない難しすぎる英文を無駄に勉強したりするのも、英語学習の本質からはほど遠いものです。
英語を使って何がしたいのか、何ができるのか?
英語の点数や検定取得級などより大切なのは、英語を使って自分は何がしたいのか、何ができるのかということです。
英語は道具にすぎませんから、道具を手に入れることよりそれを使って何をするのかが問題なのです。
そして自分が英語を使って何をしたいのかが見つかれば(見つけるお手伝いを英語教師がします)、そのために必要なだけの英語力を身につける努力をすればよいのです。
「自分だけの英語力」を身につける!
残念ながら、英語は誰もが「ペラペラ」になれるわけではありません。
「ペラペラ」になるにはそれなりの才能が必要ですし、人の何倍の努力が要求されます。
それでも「ペラペラ」を目指すのであればそれはそれで素晴らしいことです。
でも、英語を使うのに必ずしも「ペラペラ」になる必要はありません。
「ペラペラ」でなくても、英語を実用的レベルで使うことは十分可能だし、誰にでも本当に自分の役に立つ、自分にちょうどよい英語力というものがあります。
そういう英語力のことを、私は「自分だけの英語力」と呼んでいます。
そして「自分だけの英語力」は、誰でも身につけることができると思っています。
なぜなら、英語は単なる言葉であって、身につけるのがそこまで難しいものではないからです。
語学学習の本来の楽しさを経験させることもなく、ただ無駄に難しい学校英語、受験英語のために英語が嫌いになってしまうなど、とても残念なことです。
本当は、誰でも英語を身につけ英語を楽しみ、英語を通じて人生を豊かにすることができるのに…
「自分だけの英語力」を駆使して人生を豊かに
自分のペースでしっかりと根を張った基礎力を積み上げ、自分が英語でやりたいことをするために必要十分な英語力を身につける。
無理な学習も必要なければ、学んだことが無駄になることもない。
そして身につけた「自分だけの英語力」を駆使して、自分と日本を世界の人々に発信し、その経験を通じて視野を広げ、人として成長していく…
英語学習は本来こういうものであるべきだと思っています。
現実はなかなか理想通りいかないこともありますが、教室の生徒たちにはみなそういう英語を学んで欲しいという思いをもって、日々生徒たちの学習をアシストしています。