語学留学中に苦労したのは「住まい」!留学先の住居事情をご紹介。
語学留学経験者がニューヨーク生活と語学学校の様子をご紹介します。
憧れの海外生活。
留学前はアメリカのドラマや映画をたくさん見て、私もこんな素敵なアパートでおしゃれな生活ができるのだろうと思い込んでいました。
でも現実は大きく異なり、住まいに関しては苦労の連続でした。
その様子をご紹介したいと思います。
着いてすぐにアパート探し開始
日本では、どの街に住んだ時にも新築物件を見せられてほぼ即決。
部屋探しに苦労したことはありませんでした。
このため、ニューヨークでも1軒目のサブレットに住みながら何部屋か見て比較して、2か月目からはアパート暮らしができるだろうと、勝手に思い込んでいました。
ニューヨークに着いて三日目には、現地の日系不動産会社何軒にも連絡をして、物件を紹介してもらう手続きをしました。
毎日見ているのに、気に入った部屋が全くない
ほとんど毎日、午前中に学校に行き、午後はどこかの物件を見せてもらうことが続きました。
しかしなんだか、日本のアパート探しとはぜんぜん違いました。
なによりも、見せてもらえる部屋は必ず古くて小汚いのです。
ニューヨークは新築が少ないのかな?
他にも、地下鉄の駅から何ブロックも離れていたり、1階で通りに面していたりなど、却下の決め手になる点が必ずありました。
条件は「マンハッタン内で、地下鉄の駅に近いところ、予算月1500ドルまで」としていましたが、これは治安のことも考えつつギリギリの予算で、譲ることはできませんでした。
そのうちサブレットの退去日が迫り、2軒目のサブレットを探さなければならなくなりました。
サブレットも古くて汚いところばかり
現地在住の人向けのネット掲示板で、気になったサブレット物件に片っ端から連絡して、部屋を見せてもらう約束を取り付けていきました。
アパート探しも並行しているので、大忙しです。
あたったサブレットの部屋は、主に日本人女性の部屋でした。
でも、どこも古くて汚い。
そして、多少の不満に目をつぶって契約したかと思うと、「部屋が空く日程が変わったので、お貸しできなくなりました。」と突然キャンセルの連絡。
また一からやり直し…。
結局、退去日ギリギリに妥協した次のサブレットは、アッパー・ウエスト・サイド。
地名だけ聞けば憧れの高級住宅街です。
でもそんな物件に住めるのはアメリカ人か超お金持ちだけなのでしょう。
駅から近いのはよかったのですが、古く汚くて、とても気が滅入る部屋でした…。
よい物件を紹介してもらえないのは「外国人留学生だから」
サブレットは見つかったものの、アパート探しの方は進展なし。
あるとき不動産業者の担当者に「もう少しきれいな物件はないものですか?」と尋ねたところ、「外国人だし働いていないし、貸してもらえそうなところは限られる。」と言われました。
全額自費の留学生が出せる銀行残高証明書の金額では、信用には値しないとのこと。
新築物件を見せてもらえない理由も、これでした。
外国人差別とも言えますが、貸す側の気持ちになってみたらもっともな話です。
こんな状態からやっと契約できたアパートのことは、次の記事でご紹介します。
クイズ!
「ほとんど毎日、午前中に学校に行き、午後はどこかの物件を見せてもらうことが続きました。」
文中の、「ほとんど毎日」は英語でなんと言うでしょう。
答えはalmost everydayですね。*almost「ほどんど」
「1週間に1回」は…、
once a week です。*once「1回」、a week「1週間につき」
それでは、「2週間に1回」は、どう言うでしょうか?
ヒント: once in two weeks は間違いだと習いました。視点を変えてみてください。
答えはなんと、 twice a monthです。*twice「2回」
直訳すると「ひと月に2回」。
こう言うのが英語では一般的だそうです。
日本人としてはなかなか思いつかないのではないでしょうか。
「5週間の月もあるじゃない?」などと細かいことを考えないのが、おおらかなアメリカのようです。
目次:
海外留学生活のおはなし
⑤ニューヨーク生活その3