日本の英会話スクールと語学留学の違いとは?語学学校の様子をご紹介。
語学留学経験者がニューヨーク生活と語学学校の様子をご紹介します。
日本の英会話スクールに通うだけでも、かなりのレベルまで英語を上達させることは十分に可能だと思います。
それなのになぜわざわざ「留学」をするのか?
日本の英会話スクールと留学先の語学学校はどのようなことが異なるのか?
私の経験をもとにご紹介します。
「本気度が高い」その理由とは
以前の記事で書きましたが、語学学校では教わる生徒も教える教師も本気度がとても高いです。
留学してまで通う語学学校には、最終目標がなんであれ、本気で英語を身につけて、今すぐ使いたい人たちばかり来ているため、生徒皆が学習に対して真剣なのです。
教師陣もそのことを理解しており、最重要なことから集中的に教えてくれます。
生徒側は「実際にすぐに役に立った」「必要だったことが分かって助かった」という経験ができるため、「じゃあもっと知りたい」という学習に対するモチベーションをずっと保つことができます。
頻繁に試験があり、理解度を確認される
私が通った学校は、各レベルの1学期(1 term)は5週間で、3週目に中間テスト(Mid Term Exam)があり、5週目には期末テスト(Final Exam)がありました。
採点は厳しく、80点以上取らなければ次のレベルには進めません。
この他にもほとんど毎週ミニテストがあって、テストだらけ。
抜き打ちの場合もあって、よい点数が取れるまでやり直し。
これに対応していくには、宿題をこなすだけでなく予習復習もしっかりやって、授業内容を一つひとつ確実に習得していかなければなりません。
授業を受けながら世界のことを考える
授業で扱うトピックは、日常生活に密着した話題を取り上げることもあれば、世界についてクラスのメンバーで考えるというようなことも多かったです。
出てくる固有名詞だけでも、まるで世界旅行をしているかのよう。
さらに質問に対するクラスメートの回答を聞いていると、私達日本人には全く思いもつかないような、異なる考え方の人や国が存在することに気づかされます。
クラスメートの意見に衝撃
「whether ~ or not(~でも、そうでなくても)を使って、以下に対する返答をしてください」と授業で聞かれたときでした。
New York is a dangerous city so I'm thinking about buying a gun.
(ニューヨークは危ない街なので、私は銃を買うことを考えています。)
私が考えたのは、以下のような感じだったと思います。
Whether you buy or not, you don’t need a gun if you live in a safe area in New York.
(買っても買わなくても、ニューヨークで安全なエリアに住めば、銃は必要ありません。)
でも、治安の悪い国出身の10代の男の子の回答は、以下のような衝撃的なものでした。
I'll buy a gun whether New York is a dangerous city or not.
(ニューヨークが危ない街でもそうでなくても、私は銃を買います。)
「この世から戦争がなくなることはないだろう」とこの日の授業で私は悟りました…。
考え方が異なる人とたくさん出会えることも、留学のよい点であると思います。
最後に、エクササイズをどうぞ!
この記事を読んでくださった皆さんも、危険な街と銃に関するご自身の考えについて、whether ~ or notを使ってぜひ文を作ってみてください!
目次:
海外留学生活のおはなし
③ニューヨーク語学学校その2