2015年11月7日・9日に当校で開催した『お披露目会』のリポートと、初対面でもすぐに打ち解けられる『簡単自己紹介の英会話』をご紹介します!
皆さま、こんにちは、C. ダイアナ English School講師のShihoです。
2015年11月7日と9日に、教室の『お披露目会』イベントを開催しました。
同年11月にオープンしたばかりの教室を皆さんに見てもらうイベントです。
英国アンティーク調の教室でお茶を囲みながらリラックスした雰囲気で、楽しいレッスンを体験していただきました。
イベント後の参加者からのアンケートでも『教室の内装が素敵だった』『落ち着いてレッスンを受けられた』という声を多くいただき、とてもうれしく思いました。
『お披露目会』では、初対面の方がほとんどだったこともあり、シンプルですぐに実践できる『自己紹介の英会話』を皆さんに楽しんでいただきました。
初対面で自分のことを積極的に話したり、相手に質問したりすることが比較的少ない日本人。
それに対してネイティヴスピーカーは出会った最初から『自分を知ってもらおう』、そして『相手を理解したい』という気持ちで、多くの質問を交えながらアクティブにコミュニケーションをとります。
そうした文化の違いに戸惑うことがないよう、『自己紹介の英会話』に慣れておくと便利です。
〜オンラインレッスン〜
ということで、今回の記事ではイベントで行ったレッスンの内容をご紹介します。
ステップ1~3は基本的ことを学びます。
ステップ4ではとても便利で使えるスペシャルなフレーズを学びます。
ステップ1:初対面ではこのように会話を始めましょう!
特別なことを言う必要はありません。
学校で学んできたような始め方で十分です。
Hello, I’m ~. Nice to meet you.
ただし名前をいう際、My name is ~. という表現はあまり使われません。
I’mの後ろに名前をつなげる方がスマートかつ自然です。
また、呼んでもらいたいニックネームがあれば、
Please call me ~. : ~と呼んでください。
と続けましょう。
日本人の名前はネイティヴスピーカーにとって発音しにくいものが多く、ニックネームはケンやユミなど短めの呼びやすいものがお勧めです。
ステップ2:相手に質問しましょう!
名前をシェアした後は相手の出身や住んでいるところ、趣味など、自分が聞いてみたいことを質問します。
『この人、年いくつかな?』とついつい相手の年齢が気になってしまう日本人と異なり、英語圏では年よりも個人の中身を尊重する文化があります。
そのため年齢に関する質問はほとんどしません。
次にご紹介するのは、基本のよく使われる質問3つです。
いずれも学校で習ったものばかりですが、実際の英会話でもよく使われます。
① Where are you from? : どこ出身ですか?
回答例 → I’m from Japan. : 日本出身です。
② Where do you live? : どこにお住まいですか?
回答例 → I live in Yokohama. : 横浜に住んでいます。
③ What’s your hobby? : 趣味は何ですか?
回答例 → I like reading books and listening to music. : 読書と音楽を聴くのが好きです。
レッスン中の生徒さんを見ていても、やはり趣味についての話はとても盛り上がります。
そこから相手の好きなことを知ったり、お互いの共通点を見つけたりすることで、初対面の相手とでも距離をぐっと縮めることができます。
ステップ3:リアクションをしましょう!
質問に答えてもらった際や相手の話の最中、相づちを打ちましょう。
日本人は欧米人と比べると相づちは控えめです。
しかし、外国人と英会話をする際には日本語を話す時よりもオーバーにリアクションをした方が、自分の話に関心を持ってくれているというポジティブな印象を持ってもらえ、会話がより盛り上がります。
シチュエーションごとに使える相づちをご紹介していきます。
① 頷く際
I see. : なるほど。
Uh-huh (アァ ハァ). / Yeah (イェア). : うん。
Right. : そうですね。
② ほめる際
That’s good/ great/ cool/ amazing/ wonderful! : それは素敵ですね!
③ 驚いた際
Really? / Is that so? : 本当ですか?
Are you kidding me? : 冗談ですよね?
④ 慰める際
That’s too bad. : それはひどいですね。
I’m sorry. : お気の毒に。
*sorryは『残念に思う』『遺憾に思う』という意味が基本にあり、I’m sorry.は『ごめんなさい』だけでなく、『気の毒に』という場面でもよく使われます。
慣れるまでは、相手が何か言った際に相づちを一つ入れる、という練習をしてみましょう。
例:I live in Hawaii.→ That’s cool!
意識して使っていくうちに、必ず自然と口をついて出てくるようになります。
ステップ4:スペシャルフレーズを覚えましょう!
ステップ1~3までは学校で習ったものがほとんどですが、イベントではもう一つ特別なフレーズをご紹介しました。
学校ではあまり教えていませんが、自己紹介に限らず、日常英会話のいろいろな場面でよく使うとても便利なものです。
What’s ~ like? : ~はどのようなものですか?
*What’s はwhat isの短縮形。
*ここでのlikeは『好き』の意味の動詞ではなく、『~のような』の意味の前置詞で、be動詞のisが必要です。
『~は何のようですか?』つまり、『~はどのようなものですか?』となります。
~の中に名詞(物・人・場所など何でもOK)を入れて使い、相手にその性質や特徴、感想などを教えてもらえる優れもののフレーズです。
多くの場合は、相手の話に出てきたものに対してより詳しい説明をしてもらいたいときに使います。
~の中に名詞をそのままの形で入れてもいいですし、代名詞『it/ he/ she』に変換して入れることもよくあります。
次の例文を見てください。
① 物
A:I like natto very much. : 私は納豆が大好きなんです。
B:What’s natto like? : 納豆ってどんな食べ物なんですか?
A:It’s Japanese food made of soybeans. : 大豆から作られる日本の食べ物です。
② 人
A:I got a girlfriend. : 彼女ができたんだ。
B:What’s she like? *she = a girlfriend : どんな子なの?
A:She’s my classmate and very pretty. : クラスメートでとってもきれいな子だよ。
③ 場所
A:I live in Yokohama. : 横浜に住んでいます。
B:What’s it like? *it = Yokohama : それはどんな場所ですか?
A:It’s a big city and has a lot of department stores. : 大きな街で、デパートがたくさんあるんですよ。
この表現を使えば自己紹介で相手の趣味興味、家族友人、出身地などについてより話を深めていくことができます。
是非使ってみてください!
いかがでしたか。
お披露目会ではほとんどの皆さんが初対面でしたが、ご紹介した質問文を使って会話し、終わる頃にはすっかり打ち解けた様子で仲良くなっていました。
決してたくさんのフレーズを取り上げたわけではありませんが、いくつかの基本フレーズをマスターするだけでも相手との距離をぐっと縮め、初めて会う人とでも気持ちを通じ合わせることができます。
もちろん今日ご紹介した以外にも知っておきたい表現はまだまだありますが、それは基本フレーズに磨きをかけつつ、徐々に増やしていけばよいのです。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!