『相手の言っている事がわからないとき』に役立つ表現を、3つのケースに分けて紹介
こんにちは。
C. ダイアナ English Schoolの姉妹スクール、ユリシーズ英語・英会話とディディEnglish Schoolで講師をしている江藤です。
私は、25年程オーストラリアに住んでいました。
今では英語講師ができる位の英語力を身につけましたが、英語でコミュニケーションがとれなくて苦労し、小さい子供に話しかけられても全く理解できず、恥ずかしい思いもしました。
相手の言っている事がわからないたびに、自分の英語力がないせいだと落ち込み、聞き返すのも相手に悪い気がして、黙ったままで相手を見つめる日々が続きました。
ある日、自分が情けなくなり、どうしてもこのような状態から脱出したくなりました。
日本語の会話では、聞き取れなかった時に、えっ?今何て言ったの?と聞き返すのは自然な事なのだから、英語でも同じだと気が付きました。
聞き取れなく理解していないのに、話を適当に合わせると、後になればなるほど聞きにくくなるので、わからなかった時点で聞く癖をつけるようにしようと思いました。
でも、『相手の言っている事がわからないとき』にも、何がどうわからないのか、実際にはいくつか異なるケースがあると思います。
そこで今回は、私がよく使った『相手の言っている事がわからないとき』に役立つ表現を、3つのケースに分けて紹介したいと思います。
1.相手が何を言ったか聞き取れない
相手が言った事を聞き逃がしたり、聞き取れなかったりした場合に『もう一度言って下さい。』とお願いする表現にはどの様な物があるのでしょうか?
一番よく使うのは、
Pardon? だと思います。
Excuse me? や Sorry? も使われます。
気を付けたいのは、語尾を上げて発音すると『もう一度言って下さい。』とお願いする意味になりますが、語尾を下げると、『すみません。』『ごめんなさい。』といった違う意味になる点です。
私がよく使ったのは、
Could you say that again?
Can you repeat that, please?
です。
いずれも、『もう一度言ってもらえますか?』の意味です。
2.話の一部が聞き取れない
英語力が上達してくると、『会話の一部が聞き取れない』状況を経験する様になると思います。
例えば、
I went shopping with Yoko last Monday.
と相手が言ったとします。この時、
went shoppingが聞き取れなかった場合は、
You did what?
Tomokoが聞き取れなければ、
You went with who?
last Mondayが聞き取れなければ、
You went when?
と聞けます。
こうすれば、部分的に聞き返す事ができます。
3.相手の言っていることの意味がわからない
相手の言っていることの意味が理解できない場合は、以下の表現を使ってみるのもいいと思います。
I don’t understand.
I don’t get it.
I didn’t quite get that.
これらはストレートな表現なので強く聞こえる事があるため、文頭にI’m sorry.をつけ、
I’m sorry, I don’t understand.
のように言うといいと思います。
又、相手の話すスピードが速すぎて理解できない場合は、
Could you speak more slowly?
と言ってみるのもいいと思います。
シンプルに、
What do you mean?
と言ってもいいですよね。
如何でしたか?
わからない時はまずPardon?やSorry?で聞き返す事はできますが、何がどの様にわからないのかより的確に伝えることができれば、もっとスムーズなやりとりができるのではないでしょうか?
わからなければ、少し恥ずかしくても、思い切って聞き返してみましょう。
意外なコミュニケーションの展開が生まれるかもしれませんよ。