英語4技能教育研究家 | 鶴岡俊樹オフィシャルブログ

英語教師が、英語教育のこと、日々のレッスンのこと、趣味のジャズピアノのことについて書いていきます。

「英語4技能」とは②

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英語4技能を書き表す順番

ちなみに、英語4技能を書き表すには順番があります。

よく、「読む」「聞く」「話す」「書く」の順で書かれているのを目にします。

従来の受験英語で重視されてきた「読む」「聞く」に、これからは「話す」「書く」が加わりますよという意味でこの順番になっているのだと思いますが、本来は違います。


正しくは、「聞く」「話す」「読む」「書く」です。

私の専攻したTESOLのコースではそのように教えられました。

 

なぜかというと、母国語としての英語がこの順番で身につくからです。

英語圏に生まれた赤ちゃんは、たくさんの英語をお母さんや周囲の人たちからまず「聞く」(インプット)ことをしてからだんだんと「話す」(アウトプット)ようになります。

まず、「聞く」「話す」のオーラルコミュニケーションから身につけます。

 

次に読み書きです。

はじめは書かれた絵本などを「読む」(インプット)ことから、次第に自分で「書く」(アウトプット)ようになります。

どちらもインプットしてからアウトプットするのです。

 

英語の4技能はもともとこのような順番で身につけられるので、これとは違う順番で書かれている予備校や英語教室のウェブサイトなどを見かけると、「これを書いた人、英語学習のことわかっているのかな」と私はちょっと気になってしまいます。

 

それから、学校英語、受験英語で教わる「読む」「聞く」はインプット、英語4技能化でそこに加わる「話す」「書く」はアウトプットですので、これまでの日本の英語教育がいかにインプットに偏った「受け身」の学習になっていたのかがあらためてよくわかります。

自らを世界に発信するアウトプットの時代に、このありさまではどうにもならないと思うのです。

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赤ちゃんは「聞く」をたくさんしてから「話す」ようになる。