英語4技能教育研究家・オンライン英語レッスン | 鶴岡俊樹のブログ

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コロナウイルス感染拡大と学校休校のなか、オンライン授業をしてみてわかったこと②-オンライン授業の利点(メリット)その1

鶴岡オンライン英語塾
オンライン授業の利点(メリット)その1

対面と変わらないオンライン授業

オンライン学習は、コミュニケーションや学習効果の点で対面学習に劣るのではないかと思っている人もいるようです。

しかし実際にオンライン授業をしてみると、対面学習との間にほとんど差がないということがわかります。

オンライン授業の利点(メリット)について考える際の前提として、まずこのことについて指摘しておきたいです。

 

オンライン授業をしていて、対面していないことによる「壁」を感じるようなことはありません。

実際にそこに生徒がいるのと同じ感覚で教えられるし、生徒と信頼関係を築くことや気持ちを通じ合わせることもできると感じます(個人差はあるかもしれません)。

授業内容も対面授業とまったく同じことを教えることが可能で、学習効果も変わらないと思います。

デジタルデバイスとその機能を駆使することで、学習効果はむしろ上がるのではないかと考えています。

 

オンライン授業の学習効果が対面に劣るという意見については、それが一対一の授業より教えるのが難しい複数人数クラスの場合だったり、教師や生徒がオンライン授業に慣れていなかったりということが原因ではないでしょうか。

少なくとも一対一で教える限りでは、学習効果の低減など私は微塵も感じません。

 

学校休校中もどんどん学習が進んでいる

コロナ問題とそれによる学校休校という特殊な状況下ですが、そんな中でも子どもたちが教育を受け続けることにオンライン授業がとても役立っています。

今この時期、オンライン教育をするかしないかで、明らかな差が生まれると実感しています。

 

教室のPRのようで恐縮ですが、ユリシーズの生徒たちはオンラインでみなとてもよく勉強しており、新学年の範囲をすでにかなり先取り学習している生徒や、英検や受験に向けて計画的な学習を進めている生徒もいます。

毎日の学習メニューを教師と生徒が一緒に考えて実行するので、学校がないからと言ってだらけてしまうことなく、授業のない日も日々コツコツと学習を積み重ねています。

休校が明けてから、これが大きな学力の差となって現れるだろうと強く感じます。

 

生徒の精神面の支えにもなっている

あるいは、家に閉じこもり友達とも会えないなか、週一回のオンライン授業を楽しみにしてくれている生徒もいます。

オンライン授業が子どもの精神的な支えになっているとおっしゃってくださる親御さんもいます。

コロナの状況下、安全に人とつながることのできるオンライン授業は、生徒の精神面もサポートできるのだと知りました。

 

今回のコロナはいつ収束するかわかりませんし、今後また別のウイルスの蔓延や、自然災害なども起こるでしょう。

そうした時でも、オンライン授業があれば子どもたちが学習を継続することができ、それによって子どもたちの学ぶ権利が守られる可能性が高まります。

ぜひこのコロナ騒動を契機に、学び方のひとつの選択肢としてオンライン教育がもっと推進されることを願います。

 

目次:

コロナウイルス感染拡大と学校休校のなか、オンライン授業をしてみてわかったこと

①-オンライン教育を進めよう!

②-オンライン授業の利点(メリット)その1

③-オンライン授業の利点(メリット)その2

④-オンライン授業の課題点(デメリット)その1

⑤-オンライン授業の課題点(デメリット)その2

 

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