オンライン授業の利点(メリット)その2
通勤、通学の必要がない
通勤、通学の必要がないのも、もちろんオンライン授業のメリットです。
実際やってみるとやはり楽です。
講師の通勤もなくるし、生徒の通学、特に遅い時間の通学がなくなることはとても良いことです。
教室への送迎をしなくてすむ親御さんの負担軽減にもなっています。
交通費、家賃がかからない
経営の視点からみれば、教室への交通費がかからないのもいいですね。
交通費の負担はけっこう大きいのです。
これまで講師に支払っていた交通費は、オンライン授業により浮いた一部をコロナ対応に対する「特別手当」として皆さんに支給しました。
さらに、もし仮に実教室をやめて教室物件を賃貸する必要がなくなるとすれば、その家賃分をもっと生徒さんや講師の皆さんに還元したり、会社の収益性を高めることに充てたりもできます。
Zoomの録画機能は便利!
デジタルデバイスやツール、アプリケーションが持つさまざまな機能の恩恵を受けられるのもオンライン授業の利点です。
私は個人的にZoomの録画機能が気に入っています。
Zoomにはセッションの録画機能があって、「レコーディング」ボタンをクリックすれば簡単に録画、録音が開始され、停止すれば自動的に保存されるのですが、これがとても使い勝手が良い!
私は英語を教えるとき、生徒になるべくたくさん英語を発音させるようにしていますが、それを記録に残して復習に使ってもらいたいときに録画機能はとても重宝します。
たとえば単語の発音や教科書の音読、スピーチの練習を生徒と一緒にしてそれを録画し、復習に活用してもらっています。
授業のノートや資料、教材をデジタル化、共有できる
これまでの対面授業では手で書いて紙で渡していたものを、パソコンで作成してデジタル化し、生徒と共有できるのも大きなアドバンデージです。
たとえば授業中に取るメモやノートは、簡単なものならZoomのチャット機能で送ってもいいですし、マイクロソフトワードを画面共有してホワイトボード代わりにし、メモやノートをその場で打ち込んでいくという方法もあります。
Zoomの「ホワイトボード」はマウスで文字を書くのが難しいので(ペンタブレットも試しましたがこちらもしっくりきませんでした)、私はこのワードを使ったやり方が今のところ好みです。
また、生徒がワードで書いたライティングを画面共有しながら添削したりメモを書き加えたり、学習プログラムを生徒と一緒に考えながらその場で作成したりということもできます。
そして作成したファイルを生徒に送れば、以前のようにコピー機でコピーを取る手間などなく先生と生徒が情報を共有できるし、管理も簡単で、共有した情報を閲覧、確認したいときもパソコンからすぐに取り出すことが可能です。
ただし、これらの中には必ずしもオンラインによる遠隔授業でなくてもできることもあるので、教室での対面授業が再開したら生徒の前にパソコンを据えて、生徒にはスマートフォンを手元に置いてもらい、同じような使い方をしてみようと考えています。
テクノロジーをもっと活かすことで、従来の対面授業の質も向上させられるかもしれません。
ほかにもこのような便利なツールの使い方を、いろいろ工夫し編み出すことができると感じています。
オンライン授業によって楽になること、より効率的になることは多いです。
その一方で、オンライン授業の利点を享受するために、先生も生徒ももっとそれに慣れていく必要がありそうです。
わたし自身まだまだ未熟ですが、これからもオンライン授業に必要なスキルを磨き、それらを駆使してより効果的な授業ができるよう、試行錯誤を重ねていきたいです。
目次:
コロナウイルス感染拡大と学校休校のなか、オンライン授業をしてみてわかったこと
③-オンライン授業の利点(メリット)その2