先日のレッスンで、生徒さんの一人からこんな質問がありました。
「料理人のコックは、英語でもコックといいますよね?」と。
答えはもちろんNOです。
その生徒さんは痛く驚かれていましたが、これは間違いやすい和製英語の1つですね。
英語で料理人は「cook(クック)」です。
皆さんが馴染みのある動詞、「料理をする」のcookと同じ発音です。
この単語の名詞の意味が「料理人」になります。
cookはプロの料理人でなくても、「料理が上手な人」と言う意味でも使われます。
どちらの意味かは前後の文脈や場面などによって決まります。
また、ホテルやレストランの料理長は「chef(シェフ)」と言います。
例えば、
They have a very good cook at that restaurant.
(あのレストランにはとても腕のいいコックがいる)
My father is a better cook than my mother.
(父は母より料理が上手だ)
気を付けなければならないのが、日本語式の発音「コック」は英語で別の意味になることです。
「cock(コック)」は水道栓のことを指します。
そして英語の俗語では、男性の陰部をあらわす言葉になりますので発音には十分注意しましょうね。
それではまた来週!