4技能英語教育研究家 | 鶴岡俊樹オフィシャルブログ

英語教師が、英語教育のこと、日々のレッスンのこと、趣味のジャズピアノのことについて書いていきます。

②英語の初心者、初級者にネイティブ教師は早すぎる – 日本人教師による英語教育を!

英語の初心者、初級者にネイティブ教師は早すぎる
英語、英会話の初級者が、いきなりネイティブ教師のレッスンを受けて、理解できるでしょうか、上達できるでしょうか。

英語、英会話の初級者とは、たとえばはじめて本格的に英語を学び始める中学一年生や、学生の時以来、英語から遠ざかり、英会話にはじめてチャレンジする大人の学習者のことです。

こうした場合、適性の差はあるにせよ、実際のところ多くの学習者はネイティブ教師の英語だけのクラスでは相手の言っていることが分からず、クラスを理解することが難しくなります。

それでも少しは理解でき、少しずつ英語に慣れ、徐々に上達はします。しかし、それには膨大な時間がかかってしまいます。

毎日が忙しい私たち日本人に、一外国語である英語の勉強にそのような時間をかける余裕はありません(また、お金もかかります)。

英語学習の初期段階では、ネイティブ教師中心に教わるにはまだ早すぎます。英語がまだあまり分からない段階でネイティブ教師から教わっても、効率が悪く無駄も多いのです。

「本物の英語はネイティブ教師からしか教われない」という思い込み
しかし、現実にはそのような無理な英語学習が日本中で行われています。

英会話を学びたいと思ったら、まず外国人講師の英会話スクールへ通おうと考えると思います。
あるいは、小学校、中学校、高校でもALT(Assistant Language Teacher)の外国人講師を学校に迎えて、何とか使える英語を身につけさせようとしています。

これは、「本物の使える英語はネイティブ教師から教わらないと身につかない」という思い込み(native speaker fallacyと呼ばれます。*fallacy:誤った考え、誤信の意)があるからです。

あるいは、その一方の日本人教師にスキルのある人材が少なく、その有用性が世の中にまだ認められていないためとも考えられます。

そして、この誤った思い込みに基づいてネイティブ教師と無理な英語学習を続けたあげく、結局上達しないまま挫折してしまうケースがとても多くなっています。

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外国人観光客鎌倉案内イベントの様子

日本人教師による英語教育を!(目次)
①日本人教師に教わることは必要か
②英語の初心者、初級者にネイティブ教師は早すぎる
③英語の初心者、初級者にはネイティブ教師より日本人教師
④「ニュータイプ日本人英語教師」とは・・・

⑤ネイティブ教師とも対等に渡り合える「ニュータイプ日本人英語教師」
⑥ネイティブ教師の長所は?ネイティブ教師の短所は?
⑦日本人教師の短所は?
⑧日本人教師の長所 – 日本語を使用して教えることができる
⑨日本人教師の長所 – 英文法に精通しており、ネイティブ教師よりうまく教えられる
⑩日本人教師の長所 – 生徒の目標になることができる
⑪日本人教師の長所 – 英語習得の道筋を熟知しており、学習のサポートを提供することができる
⑫日本人教師の長所 – 生徒をよりよく理解することができる
⑬日本人教師のすべきこと・・・