4技能英語教育研究家 | 鶴岡俊樹オフィシャルブログ

英語教師が、英語教育のこと、日々のレッスンのこと、趣味のジャズピアノのことについて書いていきます。

③英語の初心者、初級者にはネイティブ教師より日本人教師 – 日本人教師による英語教育を!

英語の初心者、初級者にはネイティブ教師より日本人教師
英語学習の初期段階で必要なのは、ネイティブ教師ではなく日本人教師です。なぜなら日本人教師は、日本人である特性を生かすことによって、生徒の英語の基礎力を効率よく築くことができるからです。

ネイティブ教師から教わることもいずれは必要になります。しかしその前に、日本人教師との予行演習期間を経て十分な基礎力をつけ、それからネイティブ教師に教わったほうがずっと速く上達します。

たしかに従来の日本人教師には「文法や読解に偏っている」などの悪いイメージもあります。また、「学校で6年間英語を学んでもしゃべれるようにならないじゃないか」という批判に対して、その責任の一端が日本人教師にあるのも事実です(一番の責任は読解力に偏った大学入試試験にあります。スピーキング力も判定されるようになれば、中学、高校でも話すことを教えるようになるはずです。)。

しかし、たとえそうだとしても、日本人の英語力の基礎作りを担っているのは、現実には日本人教師です。今、「しゃべれない」としても、学校で英語について日本人教師から多くのことを学んできていると思います。文法や語彙、読解については、日本人はかなりのレベルに達しているはずです。

とは言っても日本人教師のイメージって・・・
「日本人の英語教師」と聞いたとき、どのようなイメージを持つでしょうか。「文法や読解ばかり教える」、「英会話なんて教えてくれない」、「英語教師なのにしゃべれない」、「発音が日本語英語」、「授業が退屈」・・・このような、ネガティブなイメージを思い浮かべる方も多いと思います。

事実、これまでの日本人英語教師(特に学校の英語の先生)にはこのような側面があり、それゆえ否定的な見方をされても仕方がなかったと思います。また近年、実用的な英語の必要性がさらに増す中で、「日本人教師から教わることに意味はない」というような考え方が生まれてくるのも不思議ではありません。

必要なのは「ニュータイプ日本人英語教師」
しかし、これからの日本の英語教育を担う日本人教師は、このような従来型の日本人教師ではありません。必要とされているのは、ある一定の資質を持った、これまであまり存在しなかった日本人教師です。この新しいタイプの日本人教師を、ここでは「ニュータイプ日本人英語教師」と呼ぶことにします。英語学習の初期段階で「ニュータイプ日本人英語教師」から教われば、実用的な英語も含め、ネイティブ教師よりずっと効果的に学習することも可能です。

「ニュータイプ日本人英語教師」とは
「ニュータイプ日本人英語教師」とは具体的にどのような教師でしょうか。その理想像ではなく、現実的に考えられる資質を挙げてみます。それは「日本人の英語教師」が持つ従来のイメージとはかなり異なったものです。

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日本人講師による初級英会話クラスの様子(辻堂教室)

日本人教師による英語教育を!(目次)
①日本人教師に教わることは必要か
②英語の初心者、初級者にネイティブ教師は早すぎる
③英語の初心者、初級者にはネイティブ教師より日本人教師
④「ニュータイプ日本人英語教師」とは・・・

⑤ネイティブ教師とも対等に渡り合える「ニュータイプ日本人英語教師」
⑥ネイティブ教師の長所は?ネイティブ教師の短所は?
⑦日本人教師の短所は?
⑧日本人教師の長所 – 日本語を使用して教えることができる
⑨日本人教師の長所 – 英文法に精通しており、ネイティブ教師よりうまく教えられる
⑩日本人教師の長所 – 生徒の目標になることができる
⑪日本人教師の長所 – 英語習得の道筋を熟知しており、学習のサポートを提供することができる
⑫日本人教師の長所 – 生徒をよりよく理解することができる
⑬日本人教師のすべきこと・・・